家づくりコラム

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お見積りをする前にショールーム見学をオススメする理由

明星光紀
更新日

沢山の会社から見積もりをとるのも良いですが、候補を絞って見積もりを依頼する事をオススメします

住宅設備機器(以下:水廻り機器)の変更は注文金額を大きく左右させます

家づくりのお打ち合わせでは「こんなに細かいところまで決めるの?」と思うくらい沢山の部材について、沢山の色柄の中から自分好みのものを選んで頂きます。

これはこれで大変な作業ですし、お打ち合わせの大半はこれらの事を決めるのに費やされるといっても過言ではありません。

お打ち合わせの流れ的に仕様決めや色決めはご契約後に行われます。

しかし、出来れば水廻り機器に関しては、ご契約後ではなく、お見積り前に金沢の各社ショールームへ訪問する事をオススメします。(私達もよほどの用事がなければ同行させてもらっています。)

「えっ!まだシティさんでお願いするか決めていないので、同行はちょっと。。。」

と思われる方もいらっしゃるかもしれません。

一生に一回の買い物ですし、数社からお見積りをとって、提案内容と金額を精査した上で依頼先を決めたい方もいらっしゃると思いますし、それはそれで仕方ないと思います。

そう思う方は住宅メーカーの担当者同行の訪問ではなく、ご自身でネット(電話)予約をして以下の事を確認してみると良いと思います。

ちなみにこちらからご予約できますので、ご興味のある方は是非どうぞ。

LIXILショールーム金沢

TOTO金沢ショールーム

ハウステック 金沢ショールーム(電話でのご予約です)

では、どうしてお見積り前が良いのでしょうか?

その理由は水廻り機器は注文金額(契約金額もしくは追加工事金額)を大きく左右させるからです。

お見積り前に住宅メーカーをある程度絞った方がよい理由

相談している住宅メーカーに見積りを依頼する場合、見積り前や見積り提示の際に水廻り機器のプランニングシートを渡されます。このプランシートで提案される機器は住宅メーカーが得意としている設備機器メーカーのもので、その中でも多くお客様にご採用頂く機器である事がほとんどです。

ところが、家づくりの価値観は人それぞれなので、この内容が自分達の意向に沿っているかどうかをショールームでご確認頂く必要があると私達は考えます。

その理由は先にも書いたように、契約後の追加費用を発生させないようにする為です。

話を【住宅メーカーを絞る】という事に移します。

水廻り機器のショールームの見学所要時間は1カ所おおよそ2時間くらいかかります。住宅メーカーをしぼらないと、色々な会社の営業マンと同じショールームを何度も訪問することになりかねません。(実際にそうする方は皆無だと思いますが。。。)

したがって、出来ればお見積り前には住宅メーカーを絞り、住宅メーカーの担当スタッフと同行する事をオススメします。

なぜなら、ショールームには沢山の機器が展示されています。高機能なもの、デザイン的に優れたものはやはり上位グレードにもなり、想定しているご予算中でのご採用が難しいかもしれないからです。

ショールームスタッフはアナタの予算までは把握していません。したがって、アナタが望めば、アナタに喜んでもらえるように上位グレードをオススメするのは当然なのです。

その点、担当スタッフがいれば「これはご予算的に難しいと思います。」とその都度軌道修正をしてくれますし、ショールームを効率的に回れるという訳です。(時間の節約、本来検討して欲しい機器に多くの時間を割ける等)

契約後の困ったを回避しましょう

実はショールームへいくと、かなり高い確率で変更とそれに伴う増額が発生します。世の中に絶対はありませんが、これはほぼ【絶対】です。

契約時にはお借入金額等もほぼ決まっており、契約後ほどなく住宅ローンの申し込みもしなくてはいけません。住宅ローンの申し込み後は、簡単に融資増額を出来ない場合もありますので、もし、水廻り機器の変更で増額してしまった場合は、自己資金でまかわなくてはいけません。

自己資金を用意できない場合は増額分を捻出できるような他の箇所での減額工事を検討するか水廻り変更をあきらめる事に繋がるのです。せっかくの家づくりなのですから出来るだけ我慢をしたくないですよね?

最後に

お見積りをする前にショールームを訪問する必要性をご理解いただけたでしょうか?

先にも書いたように住宅メーカーと同行しても、ご自分で予約しても、どちらでも良いと思いますので、一度ショールームへ足を運んでくださればと思います。(ご自分で予約する場合は住宅メーカーから提案されているプランシートをショールームスタッフにお伝えするのをお忘れなく。)

水廻りは簡単にリフォームできるような箇所でもないので、ゆっくり、そしてしっかり検討して、少しでも後悔の残らないように機器の選定とご予算管理を行ってくださいね。