家づくりコラム

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効率的に建てられる家の間取りとデメリット、その対処方法について

明星光紀
更新日

一つの考えに捕らわれず、色々な選択肢を考慮してみまよう

ご予算的に最も効率よく建てられるお家は【総2階】と呼ばれる1階と2階の面積がほぼ同じのお家です。しかし、このお家は割安な建築費用でお家が建てられるというメリットがある反面、デメリットも当然あります。そこで今日は総2階のデメリットについてご紹介します。

2階に寝室や子供室がつくるデメリット

総2階建では、基本的に寝室や子供屋といった個室を全て2階に配置します。

このような理由で2階にある子供室は子供が成長するまで(中学生くらいになるまで)使われていない事が多く、使ったとしても数年しか使わずほとんど物置変わりにつかった。。。というお話もチラホラ耳にします。その結果、子供達のモノは常にLDK周辺に置かれるようになり、LDKはモノや生活感があふれる場所になってしまい、せっかく広めに作ったLDKが狭苦しい場所になってしまうという訳です。(しかも数年しか使わないので、4.5帖半で充分という意見も聞きますし、私達もそのように提案する事が多いでうす。)

また、全ての居室を2階に配置してしまうと、将来1階に寝室を増築せざるを得ない費用が発生する可能性も出てきます。年齢を重ねると共にどうしても2階へいくのは億劫になるので、当然といえば当然ですよね。

この場合、大切な老後資金の中からその費用を捻出せざるを得なくなってしまうか、再び金融機関から借金せざるを得なくなってしまいます。なんとももったいない限りです。

デメリットを解消する方法

これらのデメリットを解消する方法の一つとして【平屋】とい選択肢があります。別のコラムでもご紹介していますが、平屋は敷地が大きくないと建築できないという事はありませんし、設計の無駄を省けば十分に実現可能だと考えています。

つまり、老後は1階だけで生活が実現出来る訳です。

最後に

先にも書きましたが、平屋は2階建てに比べると建築コストは割高になります。しかし、土地選びや設計を工夫する事によって建築費用を抑える事も出来ますし、家をコンパクトにすることによって、維持管理費用や光熱費を抑えられるというメリットも得られます。

一生に一回の家づくりですので、色々な選択肢を考慮して少しでも後悔のない家づくりを行ってくださいね。