優良住宅=快適な家なのでしょうか?

欲しいのは【お墨付き住宅】ですか?【快適な住宅】ですか?

【200年住宅】このキーワードと共に一定のルールを設けた住宅が2008年に定義されました。

  • メンテナンスがしやすいようにする(メンテナンス簿=お家の履歴書をつくる)
  • 一定の省エネ性能を満たす
  • 一定の耐震性を確保する

これらの用件を満たして、住宅の価値を上げようという施策です。日本の住宅の寿命は短い(建替え周期が短い)といわれており、その価値を高めて、国民の資産を守ろうという意図がありました。

この法律が施工されてもう10年になります。この10年で住宅の性能も大きく変わってきました。2008年当時は省エネ効果が見込めた性能でも2020年の新断熱基準では最低基準に定義されているくらいです。ここででひとつ疑問が湧くと思います。果たして長期優良住宅は快適な家なのでしょうか?

長期優良住宅を建築するメリットは以下の2点です。

  • 資産価値の向上
  • 税制優遇(不動産取得税・登記の際の登録免許税・固定資産税)が受けれる

デメリットはこの2点です。

  • 耐震等級を満たすために構造計算が必要であったり、長期優良住宅の要件を満たす住宅であることを示す申請書類作成を外部機関に委託する(=私達のような中小工務店では対応が難しいので)事になるので、設計費用が割高になる
  • 耐震等級を満たすために構造材や基礎に必要以上にお金をかける場合もある(間取りによっては部屋の真ん中に柱を建てないといけないなんていう事も。。。)

もちろん、国のお墨付きの住宅ですので、長期優良住宅にするに越したことはありません。しかし、今日私達がお伝えしたいのは、欲しいのは【お墨付きの住宅】なのか【快適な住宅】なのかを今一度考えて欲しいという事です。

お墨付きであれば良い捉え必要条件を満たす性能の住宅を建築した場合、先にも申し上げたように断熱等級はほめられたものではありません。ですので、設計費用等にお金をかけるよりは断熱材にお金をかけて省エネ性能を向上させるという選択肢もあるのではないか?と思うのです。耐震性能については制振ダンパー等を採用することによって耐震性能は上がります。

ここで勘違いして欲しくないのは税制優遇も受けれる事もありますので、一概に長期優良住宅がダメといっている訳ではないという事です。

長期優良住宅で新断熱基準相当のものを採用さればそれに越したことはありません。

【お墨付き住宅】=快適な住宅という構図はもう成り立ちません。理由は先に書いたとおりです。

  • 費用対効果も含め、お墨付きの住宅として必要な設計費用が発生する場合
  • その費用が予算を圧迫している場合

はあえて【お墨付き住宅】に固執せず、断熱性能や耐震性能を増すようなことに予算を回してみても良いのではないでしょうか。

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