家づくりコラム

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IHクッキングヒーターの天板を小まめにお掃除しましょう

明星光紀

IHクッキングヒーターだけでなく、お鍋のお手入れも必要です

オール電化住宅という言葉が世に出始めた頃、オール電化にする為に必要な下記の機器が多く採用され始めました。

当時は高級なイメージがあったこれからの機器ですが、時代の流れと共にIHクッキングヒーター(以下:IH)は採用されて当然、電気温水器は一昔前の機器となり高効率給湯器(エコキュート)が当たり前に採用、住宅の断熱性能を向上させる事によって200Vエアコンも不要なのでは?という時代になりました。

便利な世の中ではありますが、やはりこれらの機器もまだまだ人間の手間(お掃除)が必要です。そこで今日は昔の3種の神器=IHのお掃除についてご紹介します。

IHは安全面、お手入れ面で他の機器よりも使いやすい機器です。

火が出てくる訳ではないので、安全なのは誰しもがご理解頂けると思うのですが、お手入れ面で目が行きがちなのが壁に付着する油汚れが少ないという事だと思います。

何故壁が油で汚れないのかというと、火を使わないからです。

火を使うと火の回りに油を含む蒸気が発生します。基本的に蒸気は換気扇で室外へ出すのですが、どうしても吸い出しきれなかった蒸気が壁等に付着してあの嫌な油汚れとなるのです。IHは蒸気の量がガスに比べると少ないので、油汚れが少ないという訳です。

っこで一つ注意して欲しい事があります。実は壁の油汚れ以外にも天板も汚れるという事です。

IHのメーカーが行ったアンケートによると天板のお掃除をした事がある人というのは少ないようです。

IHの天板

お掃除をしていないとヒーターの周りに汚れ(焼き焦げ)が付着してしまいます。汚れが堆積すると鍋やフライパンへの熱伝導に影響が生じてしまうので、そうならないように小まめにお掃除する事が必要です。(余程汚れがひどくない限りは使用に影響がありませんが)

お掃除の方法として有効とされているのはこの2つの方法です。

クレンザーは特にテクニックもなにもありませんが、重曹は250mlのお湯に大さじ1杯の重曹でつくる重曹水で掃除したり、お湯2:重曹1の割合でつくる重曹ペーストを利用するのが良いようです。(詳しい方法はIHのお掃除は重曹におまかせを参考にして下さい。)

意外と忘れがちな天板のお掃除。是非、定期的にメンテナンスをして下さいね。