家づくりコラム

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非居室には人感センサー付きの照明がオススメです

明星光紀

照明にこだわると家づくりの満足度が増します

家づくりの過程のひとつに電気配線検討と照明器具の選定があります。ひと昔前は照明といえば天井にシーリングライトを1つ付けるだけという感覚でしたが、ことLDKに関してはほとんどそのような照明計画はなくなって、ほとんどの方が

を上手に採用して、自分好みの空間を演出しています。

LDKに間接照明とスポットライトを採用した事例(引用元:プライバシーの確保と解放感を両立。敷地を上手に利用した平屋の家

上の事例をご覧頂いて分かるように、照明の使い方によってお部屋のイメージはガラッと変わります。したがって、照明にこだわればこだわるほど満足度の高いお家になる事は間違いありません。

LDKのライティングテクニックについては以前に書いたコラムをご紹介しますので、もしよかったらお読み下さればと思います。

【集約配灯】照明の位置を意識すると天井がすっきりします

LDKにこだわるのはある意味当然かもしれませんが、非居室(廊下や階段、水廻り等)にもこだわると利便性が増します。そこで今日は最近よくご提案する人感センサーの配灯についてご紹介します。

3路スイッチから人感センサーへ

玄関ホールや廊下、階段で標準的にオススメされるのは3路スイッチ。3路スイッチとは照明の入り切りが別々の場所で出来るスイッチの事を言います。例えば、玄関入ってすぐに廊下の照明をつけて、LDKの入り口で消灯させるといった感じです。

以前は私自身この提案が多かったのですが、最近では人感センサーを多くご提案するようになりました。その理由としては以下の2点です。

スイッチを色々なところにつけると余計な線が増えるので、壁がスッキリしないと個人的に考えています。したがって、出来るだけスイッチの数を減らしたり、集約して1ヵ所にまとめるような工夫をしています。(人感センサーであればスイッチを入れっぱなしなので、シューズクローク内に隠してしまうという手もアリです。)

そして、最近では定価で1万円をきるダウンライトも発売されています。

大光電機さんのダウンライト

お求めやすい上の商品は点灯時間が短いので、トイレで採用する際は注意が必要です。(用を足している間に消えてしまう事もあるので。)もし長い時間点灯させたいのであれば、定価で16800円(税抜)という製品もあるので、そちらを検討してみるのもよいと思います。

入居後、消し忘れによる家族のいざこざも発生しませんし、その点でもオススメしたい理由の一つです。

全部人感センサーにする必要はない

廊下等を人感センサーにする場合、全ての照明を人感センサーにする必要はありません。1つの人感センサーと連動して点灯するような器具もあるからです。参考までに人感センサーの感知距離は3m~5mと言われています。廊下の形状や照明の照度、意匠性で器具の数は変わってくると思いますが、工夫してお洒落で機能性に優れた廊下に仕上げてみてはいかがでしょうか?

美術館の通路をイメージしたダウンライトの配当

 

廊下の形状によって人感センサー付きの器具では効率的に作動させれないかもしれません。その時は、センサー単体を設置し、器具を連動させる方法もあるので、コストを下げる工夫もしてくださいね。

最後に

という訳で今日は非居室の照明についてでした。最近はダウンライトが主流なので、最初からしっかり計画しておかないと入居後の手直し工事は難しくなっています。(単にトイレの器具を人感センサー付に替えるのは簡単ですが、廊下等でも連動点灯は厳しいです。)

一生に一回の家づくり。少しでも心残りが少なくなるように取り組んでくださいね。