家づくりコラム

  • SIMPLE NOTE

無駄を省く設計コンセプトが多くのメリットを生み出します

明星光紀
更新日

日本の景気は右肩下がり!?

日本の平均給与が下がり続けていることはご存じでしょうか?

昨年の日本の平均給与は445万円(男性482万円、女性378万円)であり、ピーク時の1997年平均年収467万円と比べても12万円ダウンという結果だそうでし。

消費税や物価は上がり続けているにも関わらず給与が下がっていう事は家計的にも厳しいですよね。

また、子育てのメイン世代である20代の平均年収は341万円、30代は437万円、40代は502万円となっています。

コロナ禍になってからは、さらに平均年収は落ちているだろうと言われていますし、この状況は

等が目に見えたりと先行きの不安が絶えない社会状況になっています。

住宅予算は右肩上がりという悩ましい現況

平均年収の445万円の場合に住宅予算としてどのくらい借り入れができるのでしょうか?

住宅ローンを利用する際の指標の返済比率(各金融機関ともに非公開)がありますが、仮に25%(年間返済金額約110万円、毎月の返済83,000円)と想定した場合、約3300万円まで借りれるのではないかと推測します。

住宅ローンの返済だけならまだしも、生活する上で車のローンを組んだりすると住んでからの返済が大変です。

さらに現在はウッドショックや原油高によるコストアップが嵩み、以前と同じ住宅を建てたとしてもとてもだはありませんが同じ金額では建築できなくなっています。

したがって、購入する土地や建築費用でアナタの予算に合うように工夫しないといけない訳です。

では、どのように工夫すると良いのでしょうか?今日は建築費用に焦点をあててご紹介します。

無駄を省く設計コンセプトが多くのメリットを生み出します

例えば私達が提案しているデザイナーズ住宅【SIMPLE NOTE】では、いかに無駄を省いて多くのメリットを生みだすのか?というポイントにも重きをおいて設計しています。

  1.  正面に窓を設けない → 外構工事費用/付帯工事費用/外壁メンテナンス費用などのコストカット
  2. 廊下を1坪以内にとどめる → 土地代/工賃/材料費などのコストカット
  3. コンパクトな平屋住宅の提案 → 住んでからの光熱費/階段設置費用/老後の増改築費用/耐震性向上によるメンテナンス費用などのコストカット
  4. 不人気土地を活かす設計 → 土地代の大幅コストカット

ここで勘違いしてほしくないのが、コストを省く=安い家ではないという事です。

平屋は一般的に2階建てより面積当たりの単価(坪単価)が上がりますが、設計を工夫して大きさを抑える事によってトータル費用も抑えていこうというコンセプトの住宅なのです。

施工事例はコチラ

もちろんデザインにも特化しているので、このようにお洒落なお家も続々と完成しています。

 

繋がりと広がりを叶えた ワンフロアでゆったり暮らす家

プライバシーの確保と開放感を両立。敷地を上手に利用した平屋の家

今までと同じ感覚で家づくりを考える事がダメという訳ではないのですが、現状を鑑みるとこのような家づくりも選択肢としてはありなのではないかと考えます。

最後に

価値観は人それぞれなので、【どの家づくりが正解】というものはありません。情報があふれている時代だからこそ沢山の情報を収集して、自分達にとって何がベターなのか?をしっかり検討して、少しでも後悔の少ない家づくりを行ってくださいね。