家づくりコラム
- 資金計画
- SIMPLE NOTE
住宅ローンの毎月返済額を抑える方法
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年々建築費用は上がっています
家づくりには沢山の工種が絡んでいますが、大きくはの2つの業態に分かれます。
- 建材を納入してくれる納材店さん
- 自らの腕をふるってお仕事をしてくれる職人さん
職人さんの人手不足による手間賃増や建材関係も人出不足による配送費の値上がり、色々な法改正に伴って今まで必要なかった工事(建材)が必要になったりと年々建築費用は上がっています。
コストアップは建築費用だけに限らず、徐々に消費税増税も行われている事から。ほんの数年前と比べても家づくりに対する負担が大きくなってきているのが現実です。
物価は上がるけど収入は。。。
このような物価の上昇に連動してお給料も上がっていれば問題のない話ですが、残念ながら年々所得があがっている実感をお持ちの方は少ないと思います。
また、高度成長期のように安定してお給料が増え続けるという希望をお持ちの方も少ないのではないでしょうか?
したがって、家づくりの資金計画も楽観的なものにせず、今の時代に合わせたものにしないといけないと考えています。
家に対する負担(住宅ローン)を減らす方法
では、家に対する負担(ローンの毎月返済額)を減らすにはどうしたら良いのでしょうか。
- 出来るだけ安い金利の住宅ローンを選ぶ
- 返済期間を最長で組み、毎月の返済を減らす
どちらも正解ですが、一番は【家の大きさを極力コンパクトにする】という事であると考えます。
断熱性能を落としたり、採用したかったキッチンを見送ったり、床暖房を我慢したりという選択肢を選ぶと入居してから沸々と後悔の念に苛まれる可能性がありますもんね。
しかし、いくつかの理由から家を小さくすることに対する抵抗感が拭えず、結局多くの方が家の負担を大きくしてしまっています。
理由その1:みんながそうしているから
色々な住宅メーカーの見学会場に足を運ぶと良いところばかりに目が行ってアレもコレも欲しくなってしまいます。色々な要望を叶えた結果、建物が大きくなってしまい、負担も大きくなってしまうというパターンがよくあります。
また、周りの友達も同じように家を建てていることに安心して大きな建物を建てる事に疑問を感じない事もあるかと思います。
理由その2:家を坪数で判断してしまうから
2つ目の理由は「家はこれくらいの大きさは必要なものだ」という固定概念があるという事です。「最低でも30坪はあるものだ、出来れば40坪ぐらいは欲しい」このようにお考えの方が数多くいらっしゃるのではないでしょうか?
それだけの大きさが暮らし的にも予算的にも必要なものなのかどうかをそんなに深く考えず「みんながそうしているから」と大きさの判断をしていませんか?
理由その3:虚栄心から
最後に、3つ目の理由として、“小さな家を建てることが恥ずかしい”と思う方も少なからずあるのではないかと思います。みんなより小さな家になってしまうことに対して、劣等感を抱いてしまうとか、格好悪いと思ってしまう方も中にはいらっしゃるかもしれません。
決してそんな事で悲観的になる必要はありません。
小さな家のメリットは沢山ありますし、人気建築家の方も最近では小さな家を推奨しているくらいですから。。。
先の事を見据えて資金計画を組みましょう
家づくりは冷静に自分達の予算と照らし合わせて適正な予算の範囲内で行うべきです。
これを実現するためには入居後、住宅ローンの返済以外に必要な毎月の支出や将来に向けての備え(年金関係)がいくらい必要なのかをしっかり考えて土地と家にいくらまでかけれるのかを把握した上で予算組して下ればと思います。
最後に
家を考える時、決して家の面積にはこだわらないようにしてください。たとえ、周りの友達よりもコンパクトなお家になったとしても設計次第でより暮らしやすく、より開放的な家にすることも出来れば、よりオシャレでより高級感溢れる家にすることも出来るからです。
“昔から家はこういうものである”
そんな固定概念に縛られないで後悔の少ないように家づくりを行ってくださいね。