家づくりコラム

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防犯に役立つ家の作り方

明星光紀

泥棒が入りにくい家はどんな家なのでしょうか?

七尾周辺の地域の人はいまだに外出時に鍵をかけない人もたまに見受けますが、昔は今よりもっと鍵をかけない方が多かったと記憶しています。

このような理由が主な原因かと思います。今ご建築されている方で鍵をかけないという方はおそらく皆無に等しいのではないかと思っています。時代はどんどん変化しますからね。

このように毎日を安心して暮らす為にも防犯対策をしっかり検討しておく事は家づくりに欠かせない要素となっていると考えます。

そこで今日は防犯を意識する際に知っておいて欲しい事についてご紹介します。

見た感じでパッと間取りのわかる窓のつきかた

このように窓が設置されている家を想像してみてください。

  1. 1階の日当たりが良い場所に大きな窓
  2. 裏に回ると目線の高さにある窓
  3. キッチンから近い場所にある小さな窓
  4. 2階はベランダに面してあるいくつかの窓
  5. 部屋とは高さがそろわない窓

1.は間違いなくリビング、2.はキッチン、3はトイレや洗面所、4はどれかがが主寝室で後は子供部屋、5.階段である事が容易に想像がつきます。

防犯を意識してブロック塀やフェンスを設置したはいえ、外から窓のつきかたを見ただけである程度の間取りが分かってしまう家は防犯面では厳しいかもしれません。

では、どのように窓をつけたり、間取りを考えればよいのでしょうか?

意外と思いつかない防犯対策

玄関や窓の鍵を閉める以外にどのような対策をすれば安心を得られるのでしょうか?

このようなアイデアは浮かんでくると思いますが、家を建ててからでは遅い方法で最も有効な方法があります。その方法とは・・・

“家のカタチをしっかり考える”

という事です。

例えば道路から見える外壁面(以下:ファサード)に大きな窓を一切なくしたとします。

ファサードに窓がない家(引用元: シティハウス産業HP SIMPLENOTE

パッと見た感じでは愛想もない外観かもしれませんが、そうすることによって外から家の中を想像することが難しくなり、防犯性能を高めることが可能です。

大きな窓がなくなって室内が暗くなってしまう事を心配する方もいらっしゃるかもしれません。しかし、防犯上窓を設置しても問題ない設置することによって、採光や採風はしっかり確保出来ますので、ご安心ください。

家のカタチを見直すメリット

家のカタチを見直すとブロックや植栽などによって、外からの視線を遮断する必要がなくなります。その結果、庭や外構をつくるために必要な経費を大幅にカットすることが出来るようになります。

個人的には庭は生活を豊かにしてくれるものだと考えているので、植栽したり、花壇やアプローチをつくる事はオススメしますが。。。

また、先程箇条書きであげたような防犯アイデアを採用するコストもかけずに済みます。

最後に

このようにファサードに窓をなくし、デザイン的にも格好良さを求めた家は単にデザインだけを重視した家ではなく防犯性にも配慮したお家である事をご理解頂けると思います。

家族の為に建てる家ですから、家族が安心してくらせるような工夫を検討してみてくださいね。