家づくりコラム

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暖房を上手に使う4つの方法

明星光紀
更新日

暖房を上手に使って光熱費を抑えましょう

今年は暖冬ですが、冬だけあってやはり寒い日もあります。寒い日にただ闇雲に暖房をつけるのは光熱費を無駄に使ってしまう可能性もありますので、今日は効率よく(光熱費を抑えて)お部屋を温める方法についてご紹介します。

冬も残り少なってきましたが、良かったら参考にしてくださいね。

1.暖房機器を窓際におきましょう

窓際はコールドドラフトという症状が発生しています。コールドドラフトとは以下に記す症状を指します。

冷たい窓辺から発生する下降冷気のことで、室内に温度差が生じるため空間の快適性を損なうばかりか、脳溢血や冷え性が悪化するなど身体的にも悪影響を及ぼすと言われている。(Wikipediaより引用)

窓際に座っていると窓から床の方に冷気が流れているのを感じた事がある人は多いと思います。その症状がコールドドラフトです。

暖気(冷気)は窓から逃げる割合が多く、内窓を設置する等の窓関係の省エネを図る事は光熱費削減や豊かな暮らしを送る上でとても有効的な手段です。そのような熱を逃がしやすい(冷気が入りやすい)ところ(窓際)に暖房機を置くと効果的です。

以前は蓄熱式暖房機を窓際に設置する事が多かったですが、電気代が高く、一度設置すると簡単には移動できないので、デロンギヒーター等を置くと良いかもしれません。

 

2.エアコンや石油ファンヒーターのフィルターをお掃除しましょう

エアコンや石油ファンヒーターのフィルターがホコリ等で目詰まりをしていると機器本来の役割を果たさなくなります。

汚れていると機器に余計な負荷をかけてしまいますし、定期的なお掃除を心掛けましょうね。

3.加湿器を併用しましょう

湿度を上げれば汗の蒸発が抑えられるので暖かく感じれます。当然ですが、お肌や喉の乾燥も防げたりと健康面でのメリットも大きい為、乾燥しがちな冬場に湿度を上げることはとても大事な要素です。

しかし、上げすぎると窓だけでなく、壁にも結露が生じてしまうので注意が必要です。

4.日中に太陽の光を取り入れられるような工夫をしましょう

冬は太陽光高度が低く南面、西面に上手に窓を付ければ太陽の日差しを室内に取り込む事が可能です。窓ガラスには取り込んだ熱を外に逃がさないようなLow-Eガラス(断熱タイプ)を採用すると更に効果的。

一つ注意しておきたいのは【南面や西面に大きな窓さえ設置すればよい】という訳ではない事です。大きな窓を設置してもカーテンをしめて生活するようではせっかくの窓が活用できていない事になります。そうならないようするには間取りをしっかり検討して家づくりを行ってくださいね。