家づくりコラム

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床暖房はヒートポンプ式を選びましょう

明星光紀
更新日

入居後、簡単にリフォームできない事には思い切って建築時に予算をかけましょう

家づくりは入居後に比較的容易にリフォーム出来るところとそうでないところがあります。

容易にリフォーム出来るところ

容易にリフォームが出来ないところ

これらは一例ですが、このように項目をあげてみるとリフォームしやすいのは内装工事や解体を含まない仕上げ工事で、難しいのは建築中にしっかり考えておかないといけない(解体を含む)工事である事が分かります。

そこで今日は最近再び人気の出てきた床暖房の選定基準についてご紹介したいと思います。床暖房も入居後に簡単にリフォームできる設備ではないので、製品の特長を学んで後に後悔のないような選択をしていただきたいと思います。

床暖房にはヒートポンプ式と電気シート式があります

床暖房が欲しいと思ってもどちらを採用したいのか製品の特長を理解した上しっかりと住宅メーカーに伝えないといけません。もしかしたらメーカー的にはアナタのご予算を考慮した上で勝手に機器を選定してしまうかもしれないからです。ここで簡単に2つの違いをご紹介します。

ヒートポンプ式床暖房

床の仕上げ材(カラーフロアー等)の下に温水パネルを敷き込み、単価の安い夜間電力で温めた温水を循環させるタイプ。エコキュート(給湯器)でお湯を沸かすのと同じ理屈で温水を温めますので、毎月の光熱費が安く済みますが、機器代は電気シート式に比べると約2倍程度かかります。

電気シート式

ヒートポンプ式と一緒で床の下に電気シートを敷きこんで必要な時にその時間帯の電気使用単価で運転させるタイプです。ヒートポンプ式とは逆で光熱費は高くなりますが、機器代を抑える事が出来ます。

ご予算の関係もありますが、ヒートポンプ式がオススメです

住宅メーカーによっては家中の床全てや1階の床全てに敷設することもありますが、採用される方の多くはご予算の関係もあって、LDKに敷設する事が多いようです。

以前はLDKの中でも以下の3箇所にスポット的に敷設していましたが、最近ではLDKほぼ全域に敷設する事が多くなってきました。

20帖程度のLDK全域にヒートポンプ式を敷設する場合、ご予算の目安はおおよそ70万円〜80万円程度になります。(電気式はその半分程度です)

こうしてもみると確かに高額なのですが、日々のランニングコストを踏まえて長い目で考えるとやはり軍配はヒートポンプ式にあがるのではないかと個人的には考えます。

電気代の目安(赤丸の機器がオススメです)

最後に

床暖房を採用された方にお聞きすると「とても快適で採用してよかった」というご意見を多く聞きます。もちろん機器だけに頼るのではなく、しっかり家自体の断熱性能を高める事も大事ですので、「木を見て森を見ず」ではなく、全体で物事をとらえて納得のいく家づくりを行ってくださいね。