なぜ蓄熱式暖房機の人気は急落したのか?

ここ最近急に冷え込んできました。家族からの要望もあり、昨夜蓄熱式暖房機のブレーカーのONにした 明星光紀(あけぼしみつのり) です。

いや~やっぱり蓄熱式暖房機ってめちゃめちゃ暖かいですね!昨日の朝、子供達は「寒い、寒い」と言いながら朝食をとっていましたが、今朝は「寒い」の さ の字も言ってませんでした。(あ、ちなみに今日と昨日の気温は一緒くらいだと思います。)

という訳で今日は蓄熱式暖房機についてです。

今や暖房機器の選択肢としては候補に挙がらなくなったこの暖房機。なぜ人気がなくなったのでしょうか?今日はその辺についてご紹介します。

蓄熱式暖房機の人気が落ちたワケ

以前はかなり採用比率の高かった蓄熱式暖房機。でも、最近ではほとんど設置を希望する声は聞こえてきませんし、ボクらも特にオススメしていません。

では、なぜ急に人気がなくなってしまったのでしょうか?

各電力会社の機器普及活動が終了した事が一因としてあげられます

いまだに記憶に新しい東日本大震災。あってはならない原子力発電所の事故が日本の電力に対する見方を大きく変えました。それまでは、安い深夜電力で沢山電気使えばいいじゃん!って皆思っていたのが、安かろうが高かろうが、電気を沢山使うのは好ましくない!っていう考えに変わったんです。

えぇ、この流れでもお分かりになると思いますが、蓄熱式暖房機ってめちゃめちゃ電気を使います(電気料が高いです)。参考までに、容量1kwあたり1000円/月くらいかかると言われていまので、7kwの機械だと毎月7000円かかっているっていう計算になります。

ですので、原発で電気の供給が厳しくなった各電力会社は一斉に方向転換し、蓄熱式暖房機の ち の字も言わなくなりました(汗)これが原因で一般の方に周知される事も減り、電気代が高いのなら・・・と倦厭さえされるようになってしまったとボクは思います。

では本当に蓄熱式暖房機は使い勝手が悪いのか?

蓄熱式暖房機はこんな機械です。

箱の中には蓄熱材(レンガ)が沢山入っていて、レンガとレンガの間にはヒーターが通っていて、そのヒーターを発熱させる事によって、レンガに熱を持たせて、日中に貯めた熱を放出して、部屋を暖めます。

この暖房機のメリット・デメリットはこんな感じかな。

メリット

  • 朝起きた時に設置してある部屋はめちゃめちゃ暖かい
  • 暖房機の上に洗濯物を干すと一晩でカラっと乾く
  • 機器自体の設置費用も他の深夜電力を使う暖房機によりも割安

デメリット

  • 電気代が高い
  • めちゃめちゃ重たいので一度設置したら動かせない(=背面の掃除もしにくい)

最近ではこの機器に変わって、ヒートポンプ式床暖房が人気です。

こんな感じで、フローリングの下に温水が通るパネルを敷いて、深夜の安い電力で配管内の液体(不凍液)を暖めて循環させます。

たしかにこの機器の方が電気料も安いし、採用されたお客様に聞いても「とっても暖かい」と聞くので、これはこれでオススメなのですが、個人的には蓄熱式暖房機もありかな?って思います。なぜか?

一番の理由は洗濯物が乾くからです。

ですので、もしご予算があるようでしたら、床暖房にプラスして、小さい容量の蓄熱式暖房機を一台設置してみるというのもありかもしれませんね。

そんな事をふと思った初秋の朝でした。さ、今日は小松から優秀な住宅営業マンが来尾されます。会うとあまり会話が弾まない感は否めませんが(笑)今日も沢山情報交換したいと思います。

では!

 

 

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