家づくりコラム
- 内装
スッキリとした空間をつくる方法の選択肢
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窓枠・巾木・廻り縁は存在を隠す傾向にあります
新築やリフォームをする上でのお打ち合わせ事項は多岐に渡ります。
- 床の材質や色
- 室内壁や天井の仕上げ材や色
- 外装材(屋根・外壁等)の種類や色
- 室内の設え(飾り棚等)
- 電気配線や照明器具選定
等々です。これらは【どんな空間に仕上げたいのか?】をイメージ出来てい無いと打ち合わせが難しいと思います。
これらをイメージする為にはスマホの画像検索が有効です。その中でも写真に特化したSNS=Pintrestをご覧になられると非常に参考になると思いますので、よかったらお打ち合わせの前に閲覧してみてはいかがでしょうか?
Pinterestの良いところは自分の欲しいイメージ写真を検索して探しだせるところです。(その他の写真系のSNS=InstagramとかGoogleの画像検索だとどうしても欲しい画像を見つけるのには時間がかかってしまいます。)

画像コレクションのSNS=Pinterest
さて、室内の仕上がりについてお打ち合わせをしている中で【窓枠・巾木・廻り縁】という部材の色や形を決める事がります。
- 窓枠は窓の周りにつく建材の枠で壁仕上げ材との取り合いの関係で必要となります。(絶対に必要なものではなく、施工方法によっては割愛も出来ます。)
- 巾木は床と壁に取り合いを綺麗に見せたり、掃除機のヘッドが当たった時に壁を傷めなかったり、床と壁の隙間からの冷気を止めたりしてくれます。
- 廻り縁は壁と天井の取り合いを綺麗にみせる部材で、施工方法によっては割愛できます。

部材一覧(引用元:生活シーンごとの動線をしっかり考えた家)
ここ1〜2年、家づくりをされる方の傾向としては、これらの部材の存在を隠す(消す)事を好まれるという事があげられます。具体的にどうするのかというと、
- 窓枠は通常2cm幅なのですが、1cmのスリム枠を採用してホワイトを選択する
- 巾木・廻り縁も従来品より細いものを採用してホワイトにする
といった方法です。ビニールクロスにしても塗り壁にしても白が多いので、こうする事によって存在を消せてすっきりとした室内を実現する事が出来ます。
以前は業界的に床の色と似た色を選ぶという選択が多かったのですが、最近はこのような選択をされる方が多いので、これから家づくりをされる方は是非参考にしてくださいね。

スッキリとした窓枠・巾木・廻り縁を採用されたお家(引用元:木の温もりを感じながらゆったり生活出来る家)