家づくりコラム

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白い外壁の採用に躊躇している方へ

明星光紀
更新日

白はどうしても汚れが目立ちます

「本当は白い外壁を採用したいけれど、白は汚れが目立つし、やはりやめておこう」と白い外壁を諦めている方は数多くいらっしゃると思います。

白は清潔な印象を与えたり、シャープな印象を演出できますし、使い方によっては可愛い雰囲気も演出できます。したがって人気があるのも納得です。

白は汚れが目立つから。。。と考える方が多いのですが、実は見え方が違うだけであって黒やアイボリー、ベージュ系の外壁を採用したとしても白同様に汚れは目につくのです。したがって、白い外壁を採用したい方は思い切って採用してみてはいかがでしょうか?

しかしながら、採用する際に検討して欲しいポイントがいくつかあります。今日はそのポイントについてご紹介します。

汚れの原因となるものを無くす事を考える

外観をキレイに保つためには汚れが目立ちにくい色を選ぶよりも、汚れの原因となるものを無くす事を優先的に考えると良いです。

シンプルな外観のデザイナーズ住宅(引用元: SIMPLENOTE

例えば弊社が今年から取り扱い始めたSIMPLENOTEは真っ白の外壁を基本的にご提案しています。上記の外観をご覧になられて分かるように家の顔(正面)から汚れの原因となるものを無くす事によって汚れがつきにくくなるような工夫をしているのです。

外壁の汚れの原因となるものとは?

外壁に汚れをつけてしまう原因の一つに“窓”があげられます。窓は外壁よりもでっぱって突出しており、その突出した部分に溜まった土や埃(ほこり)などが雨と共に窓の脇を伝って流れて外壁を汚すからです。

したがって、家の正面に窓をつくらないという工夫をする事によって外壁を汚しにくくするという訳です。

また、これらの部材も窓同様に外壁を汚したり外観を乱す原因となります。

これらはお打ち合わせ時に立面図やイメージ図に反映されない事もあり、家が完成して初めてその存在に気付くこともある為注意が必要です。

したがって、家の正面にこれらの付属物がつかないか注意を向ける事や間取りを考える事が必要となってきます。

窓や付属物をつけない事のメリット

家の正面に窓をつけないとこのようなメリットがあります。

窓をつけない事によって室内が暗くなってしまうのでは本末転倒なので、室内にしっかり採光を確保できるような工夫をしないといけません。その方法を具体的に示してくれるのがSIMPLENOTEであったりするのです。

間取りは周囲の環境も確認しながら検討しましょう

多くの方が、紙に描かれた間取り図(平面図)だけを見て家づくりを検討しています。しかし、家は敷地環境や周囲の家との兼ね合いなど、同時に様々な視点から配置や間取りを考えていかないといけません。

例えば、ただ単に方位が南だからという理由だけで南に大きな窓をつくった場合、このような事が考えられます。

これらは住んでみて気付くことかもしれませんが、住んでからではどうすることも出来ない事なのでしっかり事前に検討する必要があります。

最後に

今日ご紹介したようにしっかり工夫をすれば諦めていた事も実現可能になる可能性が高まります。

一生に一回の家づくり

ゆっくり検討と確認をしながら少しでもより満足の出来る家づくりを行って下さいね。