家づくりコラム

本当に床下収納は不要なのでしょうか?

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床下収納は過去の遺物なのでしょうか

私が建築業界に足を踏み入れたのは平成13年4月。当時はキッチンの足下に床下収納を設置するのが最もオーソドックスなパターンでした。ところがここ数年で床下収納を設置した方はほとんどおらず、私自身も積極的に提案する事はなくなりました。

なぜ床下収納は採用されなくなってしまったのでしょうか?床下収納は過去の遺物になってしまったのでしょうか?そこで今日は【床下収納】にスポットをあててご紹介します。

床下収納のメリット・デメリット

以前は「点検口を設けなくてはいけないし、せっかく作るのであれば収納ができる床下収納を」という意味で設置する事が多かった床下収納。そんな床下収納のメリット・デメリットは以下の通りです。

メリット

  • 収納場所を確保出来る(固定式とスライド式があるので、スライド式を採用するとより大きな収納スペースを作れる)

デメリット

  • 床に若干の段差が出来る(お掃除がしにくい)
  • 気密タイプを使わないと冷気が上がってくる(床下点検口も同様)
  • 床がガタつく、床鳴りの原因となる(立つ場所であれば良いが頻繁に歩く場所には不向き)
  • 床下を点検する時に中のものを全部出さないといけない
  • 見た目が悪い
このようにメリットよりもデメリットの方が多いので採用が少なくなってきているのだと思います。それでも収納スペースを増やせるという意味では大きなメリットがあると個人的には思います。

ペットを飼っている(飼う予定)方にはオススメです

ペットを飼っている方はペット用フードの保管場所に困る事があると思います。共働き家庭ではペットにお留守番をお願いする時間がながく、不在の間にペットが悪戯をするかもしれないからです。そんな時に役立つのはキッチンの床に設置する床下収納。蓋をあけないと物を取り出せないので悪戯をされる心配はありません。

また、高いところに収納すると取り出しにくいホットプレートや調理鍋等の重たい物を収納するのにも便利ですし、床下は夏涼しいというメリットもあるため野菜や自家製の梅酒などを保存しておくのにも有効です。

設置するとすればどこが良いのか

先にメリット・デメリットでご紹介したようにやはり【人の歩かないところ】が良いと思います。かといって物を取り出しにくいようなところでは使い勝手が悪くなってしまいます。

  • コンロ付近の足元(キッチン床に床暖房を設けない場合)
  • キッチンに隣接する人が入れない大きさのパントリーの床

等に設置すると便利だと考えます。

最後に

あると使わないしないと困るといった【ベランダ問題】と一緒で無い物ねだりの要素もあるのが床下収納です。キッチンや洗面所に収納スペースの余裕が無い場合は有効な手段だと思いますし、設置費用も驚くほど高額ではありません。

どのような生活を送りたいのかをご夫婦でゆっくり考えながら設置を検討してみてくださいね。