出会いは必然。Y様から教わった沢山の事。

このお客様とはずっと良い関係でいたい。。。そんなお客様ってどれくらいいますか?ボクにとってそう思えるお客様は数多くいますが、その中でも印象深いのが、ボクが入社して2年くらい経過した頃に出会った Y様 です。

毎年、Y様には必ずお会いして来年のカレンダーを渡すことにしているボク。今年はまだ持っていっていなかったので、デスクの左下に立て掛けてあるカレンダーをみて、ふとY様との事について思い出しました。

今日はそんなY様とのストーリーのご紹介です。ハンカチを用意してお読みくださいませ~。

Y様からは色々なヒントをもらいました。

ボクはこの業界に入る前は紙の商社に勤めていて、出版社に紙を売るルートセールス営業をしていました。ですので、建築についての知識はゼロで建築の道に入りました。

ズブの素人のボクは、間取りの描き方や部屋の配置の考え方も分からなかった事もあり、当時運よく受注できた仕事は間取りが決まっている規格型住宅ばっかりでした。

これが当時受注してた商品 TRUST1

七尾という地域柄(人の繋がりが強い)、シティハウスという会社の営業スタイル(紹介受注が多い)から考えると、ボクみたいなこの地域に縁もゆかりもない人間が住宅営業をするっていうのはとてもハードルが高い事でした。うん、言葉も全然違いますしね(汗)

皆そうでしょうけど、何の繋がりもない(知らない)人から一生に一回の大事な買い物なんてしたくないですもんね。ですので、当時は家に帰っては奥さんに「誰か紹介してくれ~」って弱音吐いてました・・・

入社してしばらく経った頃、道路の建設予定地に該当している立ち退き対象区域の方のところに当時の営業スタッフ(5人)みんなで飛び込み営業しよう!という事になったんです。今なら絶対しませんけどね(苦笑)

その時にボクは飛び込んだ先が Y様 でした。

もちろん、最初は何を話して良いかわからず、上のチラシを持っていき、「こんな商品ありますので、良ければご検討くださいませんか?」とお話したような記憶があります。

それ以降は定期的にY様宅に訪問して、旦那さんと何度も世間話をしました。そうして月日を重ね、ついにY様の移転先が決まって、間取りを書かせてもらえるチャンスを頂けたので、張り切って持参したところ、Y様からこう言われました。

で、この建物で何が言いたいの?(どこがポイントなの?)

って。間取りを満足に描けなかったボクは猛烈に反省しました。というのも、自分がその間取りをみても自分が住みたいと思えるような間取りではなく、とりあえず これから検討する為のたたき台 みたいな甘い考えがあったからです。

ちなみにこの時点ではまだ「シティハウスに任せる」なんて言葉は頂いてません。ですので、Y様はこの時ボクに「こんな提案しか出来ないんだったら、もうオタクでは建てないし来んといて。」といえば、言えたはずなんですね。

それを言わずに何度も何度もボクのもっていく間取りを見てくれました。。。(めっちゃ勉強させてもらったのは言うまでもありません。)

その後、色々あって、ついにシティハウスに家づくりを任せて頂く事となりました!!!その時、Y様から衝撃的な言葉を頂きました。

アンタ何度も来てたけど、実は近鉄ホームで建てようと思っとってん(笑)※ウチとの契約時には近鉄ホームは倒産していました。。。

って(苦笑)

マジかーーーーーーー。オレどんだけついとんねん!って思っている時にまた衝撃的な一言が!

アンタを信用して任せることに決めたのはワシや。もし、この家づくりが失敗しても、アンタに裏切られても、それはワシのせいやから。。。

マジか!そんな事言われたら頑張るしかないですよね!!!そして、工事着工し、建物が完成した時にさらにまた嬉しい一言が!

メンテナンスとかはアンタにしか頼まないし、子供達にもそう伝えておくから、これからも頼むよ

あーこれが信頼関係に基づいた家づくりなんだな~って学びました。心底嬉しかったのを今でも覚えています。

Y様とは、それ以降も良いお付き合いをさせてもらっています。当時は高校生だった子供さん方も今では結婚して子供もでき、Y様は7人?(6人かな?)のおじいちゃんになりました。

出会いは必然といいますが、Y様との出会いがある意味、ボクの家づくりをする仕事の原点になっているのかもしれません。

これからも沢山の一生良いお付き合いが出来るようなお客様と楽しく仕事できるように頑張ろう。うん。そうしよう。そんな事をふと思った昼の一時でした。

来年の目標に向けてTakeoffっす(写真はフリー画像より引用)

年末年始休暇へのカウントダウンで消化試合的な雰囲気ハンパないですが、今日も一日頑張ります。では~。

 

 

 

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