2016.1.20(水)
打ち合わせ項目にはないけど結構大事なもの
最近、長男(高1)の影響でサッカーを見るようになってきた 明星光紀(あけぼしみつのり) です。長男は小学生の頃から野球小僧なので、野球以外のスポーツを見る機会は無かったのですが、大人になるにつれて、野球だけでなく、その他のスポーツを見るのも好きになったみたいです♪
一つのスポーツに固執せずに、広い視野で色々な世界を見るのはとっても良い事♪
仕事でも、これが正解!って思い込んで、他人の意見を受け付けない。。。なんて事はせずに広い視野で物事を捉えて判断すると、また違う結果が出ますしね。今日のブログはそんな感じの内容のブログです。
家を支えてあげれるだけの耐力があるかを調べるのが地質調査
少し前の話ですが、社内で 地質調査の方法について の雑談がはじまりました。ご存知の方もいらっしゃるかもしれませんが、新築住宅を建築する際には 瑕疵担保履行法 という法律に基づいて、保険に加入したり、供託金を積まなくてはいけません。
この法律の趣旨は、万が一にでも家が傾いたり、重大な雨漏りが発生した時などに建築した会社が倒産してしまっていたら、消費者(建築主)は泣き寝入り状態になってしまうので、そんな状態を回避させるような保険であったり、身代金(供託金)というわけです。
その保険に加入するには建築する土地が これから建築する家を支えて上げれるだけの耐力があるかどうか を調査しなくてはいけないんです。
これが 地質調査 です。
七尾市小丸山台 F様邸 の地質調査状況(もうお引渡しが終わっているけど、まだ施工事例ページ出来てません(汗))
大分前置きが長くなりましたが、この地質調査は大まかに2つの方法があります。
スェーデンサウンデシング式(SS式)・・・地面に棒をグリグリ突き刺していって、棒から得られる抵抗を測って土地の強度を判定するもの
電波方式・・・地面の上から地中へ電波を発信してその跳ねかえり具合を見て土地の強度を測るもの
で、社内での話の内容はというと、どっちの方式がいいのか?っていう事についてでした。というのも、実は以前、当社では電波方式を採用していました。何故なら調査結果が比較的 補強工事が必要 っていう結果で出にくいからです。(=補強工事が不要という事はお客様の支出負担も減りますからね♪)
もちろん、しっかり上に書いた保険にも加入出来る調査方式ですので、全然いかがわしい調査ではありませんよ。あしからず。。。
でもね、ボクらは徐々に不安になってきました。
それは、電波式では(土地の)強度に問題なくても、SS式だと補強が必要ですよ~っていう結果が出る場合があるからです。
万が一、家が傾いた場合、修理するのに確かに保険は適用されるけど、お家の人の精神的苦痛は計り知れないですし、業者の立場としても痛い出費と申し訳ない気持ちとが入り混じってなんともいえない工事になります(汗)
そんな思いはお客様にして欲しくないし、ボクらもしたくない。
という訳で、少しでもリスクを減らすべく、ここ3年くらいは、SS式へシフトしました♪
正直、地盤補強工事の割合が増えてきている感はあります。でもね、一生に一回の家づくりで補強工事の50万~100万円 (工事内容によって幅があります)の支出を渋ったがために一生後悔するような家づくりはオススメしたくないんですよね~ (これはボクらのエゴかもしれませんが・・・)
これが正解って決め付けることはしませんが、何事も広い視野を持って、総合的に判断したいですよね~。
住宅会社さんはそれぞれ自社の調査方法を決めているので、お客様には確認してくる事はないとは思いますが、もし興味があれば質問してみてはいかがでしょうか?
皆様の家づくりが成功するのをお祈りしてまーす。
では。
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