屋根は隣地境界付近まで伸ばしても良いのでしょうか

建築工事期間中に疑問に思った事を聞かれました

以前、弊社社長の友人から新築の工事内容についての質問があったそうです。この方は色々な繋がりの関係もあり、他社でご建築されていました。どうして弊社に聞いてこられたのかというと、工事中は施工業者さんとの関係は良好なままでいたいと思うのは施主として当然だし、工事を疑うような質問はその後の関係性にヒビが入る可能性があるからだと思います。

ただ、この方が抱いた疑問というのは、これからマイホームを建築する方誰しもが抱くかもしれない内容なので、今日はその内容と弊社の見解についてご紹介します。

質問1 自宅屋根が隣地境界付近まで伸びているので、落雪対策はどのようにしたらよいか?屋根をそこまで伸ばして問題なかったのか?

屋根は隣地境界を越えない限りは法律的には問題となる事はありません。しかし、落雪などが原因で隣人とトラブルに発展する可能性も否定できないので、屋根面積(形状)に応じて、落雪スペースを確保できるようにするのが理想です。敷地の関係でどうしても協会付近まで屋根を伸ばす場合は雪止めを多くつけてもらうか、落雪防止設備=ゆきもちくんを設置してもらいましょう。

ゆきもちくん(引用元:株式会社キョーワHP

参考までに七尾付近で建築する場合の隣地境界~基礎芯までの離隔距離は業界の暗黙の了解で1mとされています。(民法では50cmです。)

質問2 玄関ドア設置予定箇所に基礎が立ち上がってます。設置する際に立ち上がり部分を撤去しても強度は落ちないものなのか?(通常、玄関ドア設置個所は、基礎を凹ませて作ります。)

基礎は鉄筋とコンクリート、お互いの短所を補い合ってより頑丈なものを作るように設計されています。したがって、強度が落ちないと言えば嘘になります。しかし、それが原因で構造に悪影響を及ぼすかといえばそれも考えずらいです。一度作ったものを壊すのは気分的に悪いかもしれませんが、そこまで心配するものではないと判断します。

質問3 構造用合板(床板)や集成材の柱が水に濡れているのんだけど、後々接着剤が剥離することはないのか?

弊社の物件もにも採用している集成材と構造用合板。共に断面寸法の小さい木材(板材)を接着剤を利用して作られる木材です。

集成材のイメージ

弊社が建築する物件でも、どうしても雨に当たってしまう事はあります。良いか悪いかで言えば好ましくないのは当然なのですが、柱はほぼ問題ないと思います。理由としてははこれらの事があげられます。

  • 日本の接着材の性能の良さ
  • いままで何十年も取り扱いしているけど、剥離した報告が一件もない

しかし、構造用合板が濡れた状態が続くのは好ましくありません。(一時的に少し濡れるのは許容範囲だと考えてます。)上にも書きましたが、接着剤が剥がれる心配はありませんが、板自体が反ってしまう可能性があるからです。弊社も極力濡れないような配慮をしていますし、もし濡れてしまった場合はしっかり乾かしてから仕上げ材を張るようにしています。

以上3つの質問でした。

私達も業界の常識はお客様にとっては非常識という事を忘れ、説明が不足してしまう事があります。この方と同じような事が気になって心配される方も多いはずですので、良かったら参考にして下さいね。

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