家づくりコラム

  • 照明・電気配線

満足する家づくりをする為に実践して欲しい事

明星光紀

工事着工前から新居でどのように生活するかイメージしましょう

工事着工前にほぼ全てのお打ち合わせを終える事が多い新築工事。

どんな空間になるのかイメージがつかないし、(色やデザインを)決めたくても決めれない

そんな意見をよく耳にする事があります。確かに以前は建物が出来上がっていく過程で現場を見ながら飾り棚等の設置をお打ち合わせをしたり、玄関タイルの色を選んでいましたが、最近ではパソコンでイメージ作成ができるので、モニターをみながら着工前にお打ち合わせ出来るようになりました。

では、なんで着工する前から諸々の決定をしていかないといけないのでしょうか?

実は、昨日お打ち合わせでこのような事がありました。

電気配線のお打ち合わせをしている時です。トイレと洗面脱衣室、お風呂の照明スイッチはそれぞれの部屋の入り口に予定していました。

ところが各部屋の入り口が一点に集中してしまっているので、生活をイメージするとどうしても都合の良さそうなところにはつかなかったのです。

🔴の位置を予定していました

再び頭を悩ませていると、ふと【浴室の入り口へ変更すれば問題を解消出来る】事に気付きました。

これで生活がしやくなりました。着工前のお打ち合わせで、まだお風呂も注文がかかっていなかった事もあり、難なく変更もできました。

最初からわかっていれば、このような事も回避出来るのですが、やはりどうしても至らない(配慮が足りない)事も時にはあります。その場合に慌てることなく(変更工事費用も発生する事なく)変更出来るので、やはり着工前にお打ち合わせする事が重要になってくるのです。

ただ、お打ち合わせするのではなく、入居後にどのように生活するのか?(生活動線はどうなのか?)を考えるのもとても大事です。これはコンセントや電話やテレビ配線の位置等にも同じ事が言えます。

建てる前から建った空間をイメージして自分達の生活を思い描いてみる

納得する家づくりをする為には必要な事だと思いますので、是非実践してくださいね。