高い買い物したんだから、１０年間はなんでもタダにしてよ！

最近ちょっと胃が痛い　明星光紀（あけぼしみつのり）　です。食べすぎ＆飲みすぎかな？体に不調をきたすと「やっぱり厄年だから？！」と思いがちですが、多分関係ないよね（苦笑）

そんな訳で、今日もちょっと違和感ありますが、ｄビデオで２４シーズン８を流しながら今日も事務所で設計業務に励みます♪

高い買い物したんだから、１０年間はなんでもタダにしてよ！

現在、新築住宅を建築する際には、瑕疵保険というものに加入するか、万が一、不具合（不動沈下や雨漏り等）が発生した時に補修工事を責任もって遂行出来る様な資金（供託金）を準備しなくてはいけないという法律になっています。

重大な欠陥を保証してくれる保険加入は強制です

余談ですが、建築棟数が多い　大手ハウスメーカーさん　は保険ではなく、供託する場合が多いと聞いていますが、ボクら規模の会社はほぼ　瑕疵保険に加入している場合が多いです。

で、この保険は何の為に入るのかというとお客様の保護の為です。（高い買い物ですし、不具合の修理が必要な場合、かなりの費用が発生しちゃいますからね。）瑕疵保険が適用される主な不具合としては・・・

• 不動沈下（いわゆる家が傾く事です）
• 雨漏り

の２点があげられます。これらの症状がお引き渡しから１０年以内に発生した場合、施工会社は責任をもって修繕しないといけないといけません。でも、不具合が発生した時に建築会社が倒産してしまっていた場合はどうなるの？って思いますよね？

安心してください。そんな場合でも、ちゃんと保険で直してくれるようになっています。だから、お客様保護になっているという訳です。

はい。ここで注意して頂きたい事があります。

あまり住宅会社側も説明する事はないかと思いますが、何でもかんでも不具合は１０年間タダで直してもらえる訳ではないっていう事です。

例えば、こんな症状は有償になる可能性が高いです。

• 建具の開け閉めする際に必要な金具の破損
• クロスのヒビ割れ、コーキング（外壁の防水）の不具合
• 外壁の塗装が剥がれ
• キッチン、お風呂、給湯設備等の保証期間を過ぎたあとの故障

なぜなら、これらは残念ながら保険の対象外だからなんです。

保険の対象はあくまで構造的なものがほとんどで、もっと言うと自然災害にかんする不具合も保険の対象ではありません。

以前、お客様から「なんでもかんでも１０年はタダなんでしょ？１０年経過する前に悪いところは全部直してもらおうと思って・・・」とご連絡を頂いた事もありましたが、やはりこのように対応せざるをえませんでした。

「申し訳ありません。残念ながら何でもかんでも１０年間は保証出来ないんです。。。」って。

全部タダで直してもらえると思いこんで、建築した住宅会社から　Ｎｏ！って言われたら、「そんな話聞いてない！！！」って腹立ちますよね。ですので、勘違いなさらずように　こんな保険なんだ。。。　ってご認識くださいね♪

皆様の家づくりが成功する事をお祈りしてまーす。

では。では。

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