家づくりコラム

  • 構造

一ヶ月1000円以下で快適な暮らしを実現しませんか?

明星光紀
更新日

断熱にこだわる事でこんなメリットがあります

一生に一回の家づくり。間取りはもちろんの事、

等、人それぞれの価値観によってこだわるポイントは違います。どれが正解でどれが不正解という事はありませんが、建築前は後戻り工事が出来ない事から重要視していく事をオススメします。

後戻り工事が出来ないのは

です。いづれも新築工事序盤で行う作業ですが、上の3つはどこの会社もしっかり対策をして、然るべき施工をしていますので、今日は断熱工事の重要性についてご紹介したいと思います。

断熱工事にはいくつかの方法があります。

  1. グラスウール・ロックウール・パーフェクトバリア(弊社標準品)等の充填工法
  2. アクアフォーム等の吹付け工法
  3. セルロースファイバー等の吹吹込み工法
  4. ボード状の断熱材(ネオマフォーム等)を外側に張る外断熱工法

等です。理想は1.〜3.までのいづれかの工法を選択して、さらに4.の外断熱をする事ですが、これだとかなりコストも上がってしまうので、なかなかここまでこだわれる方もいらっしゃらないのが正直なところです。

しかし、それでも断熱にはこだわって欲しいよ常々考えています。では、断熱にこだわるメリットはどこにあるのでしょうか?

この3点に限ります。まず、快適に生活できるというのは断熱にこだわる事によって、夏は涼しく、冬は暖かく部屋を保てるのは容易に想像がつきますよね。光熱費が安くなるというのもご理解頂けると思います。断熱にこだわると家全体がクーラーボックスにもなり、魔法瓶にもなりますからね。

意外と感じるかもしれないのは【医療費が安くなる】という事です。快適な環境だと風邪をひきやすいと思う方もいらっしゃるかもしれませんが、その考えは完全に時代錯誤です。

夏は暑く、冬は寒いのは当たり前なので我慢するのが当然という昔ながらの日本人の美徳感がそのように思わせる原因だと思うのですが、実は快適な環境ほど風邪をひきにくい(体調を崩しにくい)という統計もとれています。当然ですが、体調を崩さなければ医療費はかかりません。したがって、断熱は医療費の削減に関係しているのです。

2020年から新しい断熱基準が適応されます。一定の基準をクリアしないと建築許可がおりないのです。現在は移行期間なので、新基準に該当しなくても建築は出来ます。

ここで一つ質問です。ひと昔前の断熱基準(平成11年基準)と2020年基準の断熱仕様の金額差が30万円だった場合、どちらの断熱基準でマイホームを建築したいですか?

家は建てたら最低30年は住みます。という事は年間1万円(一ヶ月換算すると1000円以下)の設備投資で、快適な生活と安い光熱費・医療費を手に入れられるのです。

どちらの家が良いですか?

これからマイホームを建築される方は過渡期の今だからこそ、しっかり断熱についても検討して欲しいと願っています。