2016.11.5(土)
七尾の町並みって凄い!
今日は快晴!金沢では高校野球1年生大会や高校サッカーの決勝があったりとスポーツするのも観戦するのにも最高の日です^^
ボクは仕事なのですが、午後2時からテレビで放送されるラグビー日本代表の試合を事務所の奥にある会長室で見ようと思っています(笑)その前にしっかり仕事も済ませておかないとね♪
昨日のブログにちょこっと書いたのですが、昨日は建築士会のイベント 七尾の町屋めぐり(対象:小丸山小学校4年生) に参加してきました。
正直、いつも通り馴れた道を歩くこのイベントにそんなに魅力を感じる事はありませんでしたし、観光客がなぜ一本杉通りを歩くのが理解出来ませんでした。そして、こんなイベントが無ければこの先も一生歩くことは無かったと思います。
でもね・・・参加してみるとめっちゃ面白い!
七尾の町スゲーーーーって思いました。
今日はどんな風に凄かったのか?をレポートします。(ちなみに小学生の引率という立場だったのと、写真に小学生が写ったらアレなので、写真はほぼ引用になります。)では、どーぞー。
昔の人はやっぱりすごい!魅力たっぷりの一本杉通り
建築士会の所属委員会主催の事業という事でスタッフとして13時半に集合場所へ。集合場所は最近整備された 花嫁のれん館(町屋をモチーフに作られた資料館) です。
こんな立派な施設が近くにあるのに来たのは初めてです。何回も通りかかっているのにね(汗)
のれん館の向かいにも資料館があります。
その横には立派なお庭が!お庭の後ろには大きなお寺があって、その存在感を隠し味としてお庭を盛り立ててます♪
実は、もうこれだけでもかなり感動しました。スゲー!超立派な観光施設やん!って(笑)
このあと、小学生到着。自分の子供もかつてはそうだったんでしょうけど、まーーーーー落ち着き無い(苦笑)こりゃ先生方も大変だわ・・・って心から同情しました。
集合場所では町家の特徴について説明します。
袖壁、垂木、梁、腕木等下図の主要な部分を説明しました
袖壁は家事の際に隣家の火が燃え移らないようにとか、隣家との境を示すものとか、構造には腕木構造、登り梁構造等があり、建築された時代によって、構造が違うとかを小学生に説明してから町並みを見に一本杉通りへ繰り出します。
最初に訪れたのはこのお菓子屋さん
昔から建っていた建物を曳き屋工事で後方へずらし、リフォームした建築物です。両側に袖壁、2階の屋根を支える登り梁が見えます。
そして、次はこのお茶さん
こちらは築100年くらいって言ってたかな?七尾では明治時代に大きな家事が2回あって、1回目の火事では燃えてしまったけど、2回目の火事ではギリギリセーフで燃えなかった建物らしいです。
歴史を感じますよね~♪
そして、この建物。昔は酒屋さんでしたが、今は飲食店です。ボクも一回だけお邪魔しましたが、とっても雰囲気の良いお店でした。
右側の1階屋根からつるされている玉ありますよね?これなんだと思います?ボクも実は初めて知ったのですが、杉玉と言って、お酒を醸造するときにお酒の熟成具合を図る代物だそうです。
お酒を仕込んだときは緑色の杉玉が時間の経過とともに茶色く変色します。そして、変色しきった時が飲み頃なんですって。昔の人間の知恵と工夫って凄いですよね!って人知れず感動してしまいました(笑)
こちらは昆布屋さん
一見古そうに見えますが、バリバリ最近の建物です(笑)それでも七尾の歴史ある町並みに馴染むべく、町屋づくりをモチーフにした店構えはとっても素敵でした。って何回も来ているんだけどね(笑)
その他にもこんな建物の数々が!
昔の万年筆屋さん。建物の真ん中辺の壁に万年筆が造作されています♪
こちらはろうそく屋さん。海外とかでも人気で手広くご商売されています。って町並みと関係ない説明でさーせん。
これは昔の旅館。昔の警察もこのような建物だったみたいで、それを真似して建築したんですって。これらの建物、何れも明治とか大正の建物がほとんどです。100年くらい前の建物が現存するのって凄い貴重ですし、とっても感慨深いものがあります。
いや~マジで感動しました。灯台下暗しとはよくいったもので、初めて地域の魅力にふれて、とても充実した時間を過ごせました♪
七尾って凄いや。皆さんも機会があれば、ぜひ町並み散策してみてくださいね♪では!
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